コーヒーによるガン発症率の低下
一昔前はコーヒーは体に悪いという考えが一般的だったのですが、最近ではコーヒーが健康飲料であることが立証され始めています。特にガンを抑制する効果は注目すべきところです。
例えば、肝臓ガンになる確率が一日にコーヒーを2から3杯飲む人は全く飲まない人の半分くらいになり、5杯以上飲んだ場合は4分の1になるとされています。 (厚生労働省研究班による多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告 「コーヒー摂取と肝がんの発生率との関係について」) より
また、東北大の辻一郎教授らによる約6万1000人の追跡調査でも、全くコーヒーを飲まない人の危険度を1とした場合、1日平均1杯以上飲む人は0・58、1杯未満の人は0・71でコーヒーを毎日飲んでいる人の方が肝臓ガンにかかるリスクが低いことが明らかになっっています。
さらにガン以外で過去に肝臓疾患を経験した人、60歳以上の人、喫煙経験のある人などには特に効果が強く出たそうです。
それから、胃ガンが発症する確率も一日3杯以上コーヒーを飲む人は飲まない人に比べて半分になるというデータもあります。 (愛知県ガンセンターの調査より)
それ以外にも、大腸ガンや結腸ガン、直腸ガン等の抑制にも効果があるといわれています。
コーヒーのどの成分がガン抑制に働いているのかははっきりしていませんが、動物実験のデータなどからコーヒー特有の成分であるクロロゲン酸が重要な役割を果たしているようです。
日本人の3分の一がガンで亡くなるといわれています。これは若者から老人まですべてを含めた数値なので、年齢を重ねるごとにこの割合は高くなっていきます。
しかし、今後コーヒーの普及率が高まるならこの割合が低くなることも十分考えられます。